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正常眼圧緑内障(NTG)とは?


正常眼圧緑内障(NTG=Normal Tension Glaucoma)とは、眼圧の上昇によって引き起こると考えられている緑内障が、正常な眼圧であるにも関わらず起こってしまう病気です。こう聞くと、緑内障の例外的なもので、それほど患者の少ない病気なのかと思われてしまいそうですが、実は、緑内障患者の内の約70%が正常眼圧緑内障だと言われています。

正常眼圧緑内障にかかると、視野の一部が欠け、それが段々と広がっていきます。最初の内は小さな欠けなので気づかなかったり、片方の目で見えなくても、もう片方の目で欠けた部分を補っていたりするので、なかなか気づくことはありません。

また、視野は欠けても視力は変わらないので、症状に気づきにくいという側面もあります。そして、気づかぬ間に病気が進行してしまい、症状に気づいた時には、すでに重度の症状となってしまっていることがあるのです。

また、正常眼圧緑内障の場合、眼圧は正常値の範囲内なので、眼圧検査を行っても発見することができません。このことも、発見が遅れる一つの原因と言えます。

正常眼圧緑内障は、眼圧が正常値の範囲内でも、その人の視神経にとっては圧力が過剰にかかっている状態なので、より眼圧を下げる必要があります。その為、できるだけ早期に発見し、眼圧を下げる治療を受けなければなりません。

正常眼圧緑内障を発見するには、以下のような検査を行う必要があります。

(1)視野検査
視野計測器を使い、視野が欠けていないかを検査します。眼圧が正常でも、視野が欠けている場合は緑内障の恐れがあります。

(2)眼底検査
顕微鏡などで眼底(眼球の底)を検査して、視神経に異常がないかどうかを確認します。視神経に萎縮が見られる場合は、緑内障の恐れがあります。

眼圧検査だけでなく、これらの視野・眼底検査を同時に受けることで、正常眼圧緑内障も発見することが可能です。40歳を超えたら、必ず眼科で眼底・眼圧・視野検査を受けてみることをおすすめします。

早期に発見できれば治療も可能ですが、重度になってから出刃視野が欠けたり、失明する恐れもあります。症状が出てからでは回復できないので、予防としての眼科検診が重要なのです。

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