眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)が緩んで弱くなり、まぶたが充分に上がらない状態のことを言います。年齢的な筋肉の衰えによっても眼瞼下垂になることがある他、様々な病気の合併症として表れる眼瞼下垂、生まれつき眼瞼挙筋が弱い先天性の眼瞼下垂も存在しますが、ここでは、コンタクトレンズの装用による後天性の眼瞼下垂についてお話しします。
まず、眼瞼下垂になると、まぶたが充分に上がらなくなります。その為、物を見にくくなる、目が疲れる、頭痛がする、肩がこるなどの症状が起こります。そして、まぶたが充分に上がらないため、見た目にも影響を及ぼします。弱くなった眼瞼挙筋の力を前頭筋などの他の筋肉で補おうとするために、眉が上に上がり、眉間にしわが寄るといった症状もしばしば見られるようです。
コンタクトレンズが原因の眼瞼下垂は、主にハードコンタクトレンズの装用者に多く見られますが、なぜコンタクトレンズの装用が眼瞼下垂を引き起こすのか、その正確なメカニズムは明らかになっていません。コンタクトレンズを付け続けることによる炎症が原因という説もありますし、コンタクトレンズの着け外しを長年続けたことによる、眼瞼挙筋腱の断裂が原因との説もあります。
コンタクトレンズを長年装用している方で、しっかりと目を開いて正面を見た時に、上まぶたが黒目の上部を覆ってしまっている方であれば、眼瞼下垂の疑いがあります。速やかに眼科の検査を受けた方が良いでしょう。
眼瞼下垂と診断された場合、初期の眼瞼下垂であれば、ハードレンズをソフトレンズに変えたり、コンタクトレンズの装用を中止するなどの対応で治ることがあります。もし、装用を中止して、一ヶ月ほどを過ぎても変化が見られない場合は、眼瞼挙筋の回復が不可能になっていると考えられます。この場合、眼瞼下垂を治すには手術を受ける必要があります。
眼瞼下垂はゆっくりと進行するために、はっきりとした自覚症状を覚えるのが難しく、眼瞼下垂と診断を受けた時には、手術をせずには回復できない状態になっていることがほとんどだそうです。眼科や形成外科で、眼瞼挙筋に対する外科的な手術を受けることで、回復することが可能です。
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