EOP値とは?

Dk値が「コンタクトレンズがどれくらいの酸素を通すか」の指針であるのに対して、EOP(Equivalent Oxygen Percentage)値は「角膜の表面がどれくらいの酸素量の空気に触れているか」を表す指針です。
EOP値は海面上の大気を基準にしています。海面上の大気は、大気圧を1気圧とした場合の標準的な酸素分圧で、EOP値が21%となります。この21%を最大値として、角膜表面が触れている酸素量を表すことになります。
通常だと、裸眼時のEOP値は21%となりますが、コンタクトレンズを装用すると、酸素分圧が下がるため、EOP値も下がります。Dk値が高ければコンタクトレンズが通す酸素の量も多くなり、酸素分圧とEOP値の減少を和らげることができますが、コンタクトレンズを装用し続けていると、EOP値は低下していきます。これは、レンズの素材の酸素透過率を示すDk値が一定でも、装用している間にレンズに汚れが溜まるなどして、実際に角膜が触れることのできる酸素量が減少するためです。ソフトレンズにおける含水率についても同じことが言えます。
角膜が酸素を充分に取り込むためには、このEOP値が確保されていなければなりません。ですから、いくら高い酸素透過性・含水性のコンタクトレンズを装用していても、時間経過によってEOP値が低下してくるので、長時間のコンタクトレンズ装用は好ましくないと言えます。
また、Dk値の計算法についてはメーカーによって差があるようで、複数のレンズのデータを比較した時に、「Dk値は上なのにEOP値が低い」といった逆転現象が起こることもありますので、レンズ選びの際には注意が必要です。
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