ドラッグデリバリーシステムとは?

ドラッグデリバリーシステム(DDS=Drug Delivery System)とは、患部に対して薬剤を集中的に送り込んで、効果的に投与するという方法です。薬による副作用が健康な部位にまで及ぶことを最小限に抑え、治療効果を高めることが可能になります。
これは、眼科治療でのみ使われる言葉ではなく、医療全般で用いられる用語です。また、特定の投薬方法や治療方法を指すものではなく、患部への集中的な投薬を目的とした行為や方法の総称のことを指します。
眼科において、このドラッグデリバリーシステムの効果を狙った投薬法としては、コンタクトレンズを使った点眼法を挙げることができます。角膜を治療するための点眼薬を使った際に、治療用のコンタクトレンズを装用することで、点眼薬が角膜部に長く留まるように調節することができるのです。
これによって、点眼薬が白目や鼻へどんどん抜けていくことをできる限り防ぎ、患部である角膜へ集中して治療することができます。これがまさに、ドラッグデリバリーシステムです。
また、最近では目の中で分解されてなくなってしまう、特殊なコンタクトレンズを薬液に浸し、これを装用して点眼と同じような効果を狙うという方法も開発されているようです。こちらの場合は、薬が専用コンタクトレンズに染みこんでいますので、点眼薬を留める方法よりも、より集中的に治療を行うことができるようです。
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